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ダイニングチェア (Dyrlund made in Denmark) スチール脚が特徴の椅子です。1970年代くらいの製品で、鉄の無垢の脚であるのと、椅子本体の木枠フレームもブナの太目の無垢材で造られているので、重いです。持ち主の方は今回室内をリフォームすると同時にこの椅子を手放すことになさいました。脚がスチール製で床を傷つけやすいというのも手放す理由でした。不用品として引き取ったのですが、リフォームでまだ使えると思います。 座面のヘタリがあり(見た目からは解りません)、持ち主の方ご自身で裏からベニヤにフェルトを張ったもので押さえてお使いでした。 美観を主に考え、薄い座面の設計にすると、どうしてもヘタリ易いです。美観を生かしつつ最大限に耐久性を高め張替ます。 |
ばらし フレームと脚を止めているネジ類をすべて外す 年代を感じるのは、マイナスネジでとまっている時です。現代では六角穴付ボルトに取って代わられていますので、マイナスボルトは絶滅してゆくでしょう。 なぜマイナスボルトが無くなってゆくのか推測できるのは、 1 自動ねじまわし機のスピードでマイナスボルトをまわすと、軸が僅かにずれるだけで遠心力に負けて弾けてしまう。 2 ネジ頭が高締付け力を伝えにくい(六角穴付ボルトに比べて)。または力に耐えられずにネジ頭を削り取ってしまって、ネジとして使えなくなる可能性が高い。 3 六角穴付ボルトの生産性が高まって、コストが下がってきた 三番目が一番の理由のような気もします 信頼性が高くて価格の低いものが普及するのは世の常で、まさにその典型といえるのでは?と考えています |
スチールめっき磨き 本当は定期的に乾拭きするか、研磨剤の入っていないワックスなどで表面を酸から遠ざけるのが輝きを保つ普遍の秘訣ですが、長年の使用で左の一本のように、めっきから錆が浮き出てきます。張替のタイミングで綺麗に蘇らせます。 磨いたものが右の一本です。 かなり強固な錆なので、やむを得ず研磨剤入りの金属磨きコンパウンドでゴシゴシ磨きました。やはり表面の光沢は消えてしまいますが、錆よりは美観が良いと考えます。取り付けて見え難いところはやや荒めに磨き、見え易いところは念入りに磨きます。 脚裏には床面を傷つけないフッ素樹脂加工された家具用保護材を貼り付けます。 |
剥がし 上張りとウレタンを剥がす。ステープルといわれるホッチキスの針のようなものを1本ずつ抜き取ってゆく。目の詰むんだ麻テープと麻布を使用していて、やはり家具の輸出大国デンマーク製を物語っています。しかしたるんできているので引き直して再利用します。ウレタンはひどくはヘタっていませんでしたが、張替後15年は持たないので交換しするためウレタンをすべて剥がします。ウレタンはゴム糊でついているので剥ぎ取ります。 |
説明の途中ですが、現在はここまでの紹介です 張替え中のこの椅子ですが、リフォーム家具として販売いたします。ご希望の方は問い合わせ下さい。価格は生地代込みおよそ25000円/脚になります。1脚より全6脚。ご希望の方に生地を選んでいただいてからの加工になります。 |