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椅子の張替 取り扱い品目

食堂椅子 ダイニングチェア ソファ クッション カバー ウレタンクッション交換 アンティークチェア クラシックチェア 店舗用ベンチ カウンターチェア 籐椅子 ペーパーコード 各種椅子の足先パーツ オフィスチェア(一部)
2009.7.1up date

張替に用いる素材概要

生地
椅子張り生地 (天然繊維 化繊天然混 化繊 ビニールレザー 合成皮革 天然皮革 )サンゲツ社 シンコール社 アスワン社 ベルテック社 リバコ社 大一帆布社 五洋インテックス社 マハラム社 ナショナルインテリア社 マナトレーディング社 フジエテキスタイル社 インハウス山田社 チェルシーインターナショナル社 かじ新社 ラルフローレンオム社 メイリン社(ホームステッド社代理店) クラベット社 イオニア社 エルファクトリー橋本産業社 メルクス社 カドヤ商店社

ウレタン
0.018〜0.026ウレタン R系ウレタン 0.026R〜0.043R HLウレタン Sウレタン S0.017〜SS0.022 ノアフォーム 0.035S〜0.065H チップウレタン#5000〜#8000 マイクロチップウレタン #M8000〜#M12000 ゴムスポンジ C4205

化繊綿 綿わた 工業フェルト  

麻ヘッシャンクロス 綿金巾 

ゴム系接着剤(ノンホルムアルデヒド)

釘各種 飾り鋲 包みボタン 

ウェービングテープ 麻テープ ポリプロピレンテープ バネ 単バネ各種 ダイメトロール(平面弾性素材) 

糸各種 ナイロン紐 セール糸 麻糸 

クラシックチェア用の素材も必要により取り扱います 馬毛、ファイバー、椅子縁、

その他ご希望により椅子張りに適する範囲で取り扱い致します。

技量

主な取得資格
1級椅子張り技能士
1級CAD利用技術者

椅子張り技能の習得は2003年より有限会社 工象にて0.5年  三鷹椅子工芸5年
近代のモダンチェア スタンダードな椅子、ソファーからアンティークチェア、クラシックチェア
家庭用、店舗用問わず椅子張替の仕事を経験。1級椅子張り技能士。綺麗で長持ちする椅子づくりを目指しています。

椅子の張替概論
椅子の張替えは必要?

ジョージネルソンデザインか?チェア

上柳製作所椅子教室椅子 伝統技法仕上げ

 皆さんは宝物を持っていますか?なにか一つは持っているのではないでしょうか?それは必ずしも高価なものでなくてもいいと思いますし、言葉とか思い出とかを書き綴った物という方もいると思います。特別な宝物はずっとずっと持っていたいし、引き継がれていって欲しいと思うのではないでしょうか?

  椅子の世界には美しい椅子はいくつもあります。その中でも椅子の発展の目覚ましい欧州圏では、世代で引き継がれて使われる椅子や、長い年月を経て現存する椅子があるようです(写真イメージ)。世代間で引き継がれた椅子はそう手軽に増やせるようなサイズや価格ではないですから、買い足せなかったという理由や、他のものを新たに手に入れるより、使えるのだからこのまま使おうと考え、使われ続けているのかもしれません。また引き継がれずに持ち主が手放したが、残っているケースもあると思います。

椅子が長い年月使われる理由として考えられる重要な要素。一つは耐久性で、使っても使っても壊れない堅牢さ。もう一つは人々に好まれる審美性です。良い椅子は作り手側から見ると少し違います。よい椅子の素材は広葉樹の硬い木で、しっかり狂いの取り除かれた材が使われていることが多いです。そして外観から解るのが、木を組んだ接合部分が隙間無く、ピッタリです。これが耐久性の大きな違いになります。木の椅子は接合部分から壊れることが一番多いからです。また、複雑な形状をきっちり組むのは至難の業ですが、それを可能にすることで、耐久性がより増します。現代でも高度な技術です。現代は椅子に使われる素材はさまざまです、金属や樹脂を主材としたものから、木材のみのものまでさまざまです。耐久性に関しては長年使えると思われるものも多いですが、接合部分に不安があるものや、構造に無理があるものも多く共存しているというのが私の見解です。椅子が長い年月使われるもう一つの理由として考えれられるのは、人を選ばない審美性を持っていることです。そういった椅子の形は無駄が無く、全体像、彫刻等のラインは綺麗で人目を惹きます。また使ってもその美しさが色褪せません。見た目の美しさから、好まれずに捨てられるということが無くなるはずです。美しい物は眺めていたいものです。

それらの理由と、年を経るごとに椅子にまつわる歴史がまた価値を生み出していきます。たとえば「子供と多くの時間を過ごしたソファ」や「どうしても気に入ってしまって買わずにはいられなかった」といった忘れられないエピソードを持っている椅子はそれだけで宝物だと思います。きっと長い年月大切に使われ続けるでしょう。

ではそういった椅子は作られた当時とまったく同じかというとそうではなく、表面の椅子生地や、中身のクッション部は何度か手入れされています。時にはフレームも手入れされていることもあるといわれます。残った椅子はたとえ持ち主が変わっても美しいから見ていたいと思う審美性を備えたものだからこそ手入れされているのです。美しく、長い年月椅子としての機能を保てる耐久性、そのどちらも備えている椅子が後世に残るのです。美しいから残したい、残したいから丈夫に作るその繰り返しで磨かれた椅子は宝物に値すると思っています。椅子の張替技能士が存在するのは美しいと思う気持ちや宝物を大切にしたいという思いに共感しているからだと知っていただけたら幸いです。

拙い文章を読んでいただいてありがとうございます

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